こんにちは、久遠青です。
私の作品の多くは透明水彩を使って制作しており、
普段は24色くらい入っているパレットを使っているのですが
出掛けるときは自作のミニパレットを持ち歩いていました。
パレットを自作したときの写真が残っていたので
自分用の記録も兼ねてまとめてみます。
とても簡単なので、アナログ絵描きさんたちの参考になれば嬉しいです!
【追記】
自作パレット、改めて作り直しました。
新しく便利な材料がいろいろと手に入るようになったので
こちらの方が見た目も使い勝手も良くなりました。
準備(条件と材料の確認)
ミニパレットの条件としては、
☆ サイズはカードケースくらい
☆ 10色前後を持ち歩けるもの
☆ 色を入れ替えることが出来る
持ち歩きやすさは欲しいけど
3色とかだと物足りないな~と思っています。
10色あればだいたい事足りるし、
入れ替えができたらそのとき使う色だけ持ち歩けるかなと。
自作なんだからワガママを実現したい!
そうして私が準備した材料はこちら。

- お菓子の缶ケース
- 使い捨てパレット(100円均一)
- マグネットテープ(100円均一)
使い捨てパレットはダイソー等の100円均一にあります。
お店によって形やサイズなど違うので、そのへんはお好みで。
私はFLETSというお店で買いました。
同じようにマグネットテープも100円均一で売っています。
種類がたくさんありますが多少は厚みがあるほうが磁石の力が強い気がします。(体感)
缶はただの入れ物なのでお好きなものを。
私はスヌーピー大好きマンなので、スヌーピーのお菓子缶です。
クリスマス仕様なのがお気に入りポイント。
作り方
作り方はとっても簡単です!
まずは使い捨てパレットを缶に入るサイズで切ります。
そしてマグネットテープも小さく切ります。
※マグネットテープは片面がシール、反対側がマグネットになっています。
シールをはがして、切った使い捨てパレットの裏側に貼り付けます。
とりあえず1個とばしに貼り付けてみました。

全部に貼った方が缶にしっかり固定されます。(当たり前ですが…)
あと、今回は面倒で全部繋がったままにしていますが
バラバラに切り離したら色を入れ替えるのも簡単ですね。
磁石をつけたパレットを缶に入れたら、
お気に入りの透明水彩を10色選んでチューブから出します。
そして乾くまで待つ!

今回は最初なので絵の具の量は少なめにしていますが、
案外たくさん入りそうです。
そしてさらに、使い捨てパレットの大きいところも切り取って
裏にマグネットテープを貼り付けたら蓋に付けます。
これが絵の具を混ぜるスペースになります。(このスペースがあるとちょっと便利)

完成!!
いい感じです!!!(自画自賛)
持ち歩く色選び
特に参考にならないと思いますが、
今回選んだ色はこちら。

上段右から
- イエローグレイ/ホルベイン
- パーマネントサップグリーン/W&N
- カドミウムレッドディープ/W&N
- ジョーンブリヤンNo.2/ホルベイン
- カドミウムイエロー/W&N
- ニュートラルチント/ホルベイン
- セピア/W&N
- インディゴ/W&N
- コバルトブルー/W&N
- イエローオーカー/W&N
普段から混色をすることが多いので、
中間色は少なめでちょっと三原色を意識した感じになっています。
ちなみにこのパレットを実際に持ち歩いてみて描いたイラスト。

私と妹の似顔絵です。
とくに妹(左)が似ていると両親から好評でした。よかった!
この絵を描いて気づいたんですが、
ミニパレットの色選びにミスを発見しました。
「このパレット、ピンク作れないわ」
普段ピンク使わないので、すっかり失念していました。
今なら違う色の組み合わせにするかな…
↓今やるならこんな感じかも(※赤文字が変更分)
- パーマネントイエローディープ/ホルベイン
- イエローグレイ/ホルベイン
- イエローオーカー/W&N
- ジョーンブリヤンNo.2/ホルベイン
- ウィンザーレッドディープ/W&N
- オペラ/ホルベイン
- ニュートラルチント/ホルベイン
- セピア/W&N
- インディゴ/W&N
- インテンスブルー/W&N コットマン
ピンクは混色でつくると濁るので、オペラだけでどうにかしたい。(願望)
個人的にオペラはすごく好きで、濃いままのビビットなピンクも可愛いけど
水で薄めてもいいし混色しても綺麗な色になるスグレモノです。
ミニパレットの現在
実は、最近はあまり活躍の場がありません(笑)
というのも、以前は100円均一のプラスチックのパレットを使っていたんですが、
先日メインのパレットを買い換えたんですよね。


これが結構かさばらずに重宝していて、そのまま持ち歩いてます。
そんなわけで、せっかく作ったミニパレットですが
今は出番はほとんどなくなってしまいました。
今後、外で風景などをスケッチするときには
ミニパレットを復活させると便利だろうなと思っています。
スケッチなら10色あれば十分ですしね!
なんにせよ荷物の軽量化になって便利だったので、
1個くらい小さなパレットを持っておくのはとてもオススメです。
簡単だし好きな色を持ち歩けるので、ぜひ作ってみてください。